採算が取れない収益物件を購入しても…
採算が取れない収益物件を購入しても、どうしようもないと思うのですが…。
先日、某県某市(東海3県)の売り物件が出たので
購入検討をしようとして、いろいろ調査をしていたのですが、
所有をするとお金がいろいろかかる物件でしたので
当面は放置をしようと考えてました。
そうしましたら、物件が公開をされて3日で買い付けが入りました。
最近は、物件が売れるのが早いですね。
それも4000万円以下で利回り11%以下の
アパートをフルローンで購入する人が多いです。
しかし、そのような物件をフルローンで購入をすると
ほとんど手元にお金が残らないことが多いです。
このような事を分かっていない人が非常に多いです。
先日、私が購入を検討した物件は、
築12年ぐらいで軽量鉄骨造、
1K×8部屋、立地は良い、
都市ガスで下水は浄化槽。
このようなスペックでした。
(都市ガスで下水が浄化槽というのは
典型的にコストが掛かる物件です。)
家賃の相場は4万円ぐらいですので
月収は満室で32万円です。
価格は3500万円前後で、
利回りが11%ぐらいです。
この物件をフルローンで購入しますと、
金利が2%で返済期間20年で融資を受けますと
毎月17万7059円の返済となります。
家賃収入に対して返済比率が55%です。
重要なことは、家賃収入が毎月32万であっても
手取りで32万円受け取れるわけではありません。
管理会社の管理料や修繕費の積み立てなどを計算すると
家賃収入の80%ぐらいしか、手取りの家賃収入を
受け取ることができません。
ですから、32万円×80%=25.6万円
これが毎月の手取りの家賃収入となります。
この25.6万円という金額からローンの返済金
17万7059円を支払うことになりますから、
実際の返済率は約69%となります。
そのため、毎月のキャッシュフローが約7.8万円となります。
これに固定資産税や浄化槽のコスト(年間13万円前後)
これから給湯器などが壊れますから、そのコスト(1台13万円前後)や
数年後には大規模修繕(150~200万円前後)などが必要になります。
そのうえ、所得税や住民税を支払う必要がありますので、
さらに、手元にお金が残らないです。
結局、フルローンで購入をした場合は、ほとんど手元にお金が残らずに
何のために不動産投資をしているのか、分からなくなります。
もう、銀行を儲けさせるために不動産投資をしているようなものです。
このような事は、売り物件の明細を見て
スペックを見れば、コストが掛かる物件であるか、
どうか、経験がある人であれば、分かるものですが、
最近のアパートの大家になりたい人は、
本当に勉強不足であるために、すぐに売り物件があれば、
飛びつきます。
東京都23区内の利回り11%の売り物件と
地方都市の利回り11%の売り物件では、
賃貸需要の環境が全く違うことを理解できていないと
とんでもない高値掴みをすることになります。
最近では東海3県の地方都市の収益物件を
東京や大阪の人が、物件を見ないで買い付けを入れて
購入をする人が多いですが、そのような人は
数年後、自分がとんでもないことをしたことを
身を持って痛感をすることでしょう。
そして、そのような人が自分の所有物件を
いずれ投げ売りすることになる可能性が高いと思います。
まぁ、このような事は、どれだけ口頭で言っても
実体験をしないと多くの人は理解できないのです。
現在、地方都市で利回り11%程度のアパートを
フルローンで購入をしている人は、
早くサラリーマンをリタイアしたくて、
不動産投資を始める人がほとんどでしょう。
結局そのような人は、不動産会社のいいカモとされるのです。
不動産投資のことをしっかりと勉強をしないで
どれだけ自分の手元にお金が残るか計算ができないと
意味がない不動産投資をすることになります。
意味がないどころか、税金を支払ったら
自分の給料を持ち出ししないと
いけない事態になる可能性も大きいです。
不動産投資というのは、アパート経営という事業です。
収支が取れる事業をしなければ、
自分が損をすることをよく理解しておく必要があります。
そのためにも、不動産投資の勉強をしっかりとしておくべきです。
そうしなければ、いつまで経っても
サラリーマンをリタイアできませんし、
不労所得を手にすることができずに、
不動産投資をして苦労所得をすることになります。
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