１億の収益物件を購入するのに、物件を見ないで買うか…
１億の収益物件を購入するのに、物件を見ないで買う人間が
実際に存在をするのです。
それも、決して少数ではありません。
私の感覚では、ただのアホとしか言いようがありません。
先日、不動産会社の営業の方と
お話をする機会があったのですが、
東京や大阪に住んでいる人が、
愛知県や三重県の収益物件を購入することが
多いそうです。
そこで、そのような人の購入方法が
非常にビックリをすることですが、
物件がインターネットでアップをされたら
すぐに物件を見ないで買い付けを入れるのです。
そして、そのまま、最後まで
物件を見ないで契約をして、決済までするのです。
そのような事をするのが、１億円以上の物件であったりします。
当然、現金で購入するわけでなく、
借金をして購入をしています。
それも、金利４．５％のスルガ銀行を使って
購入する人がそのような傾向が強いのです。
ハッキリ言いますが、このようなことをする人は、
ただの無知としか言いようがありません。
１億円の不動産を購入するのに、
物件を見ないで購入をするのは、非常に危険なことです。
何が危険かと言いますと、
もし、購入をした物件が、とんでもない欠陥があっても
文句を言えない契約内容で購入をしていることが
ほとんどであるからです。
中古の収益物件は、大抵「売主の瑕疵担保責任免責」
という特約が入っています。
このような特約が入っていると、
物件を購入した後に、どのような欠陥が物件に見つかっても
一切文句を言うことができません。
当然、契約の解除や損害賠償をすることもできません。
たぶん、物件を見ないで購入をしている人は、
そのような一般的な基礎知識がないのでしょう。
ですから、平気で借金をして１億円以上の
収益物件を物件を見ないで購入しているのです。
何を、それだけ焦って、収益物件を
購入する必要があるのでしょう。
お話をしてくれた不動産会社の方も
「最近の収益物件の購入者は何も考えてなくて怖い」
このように言っていました。
このような背景があるのは、
収益物件を何棟か購入をして、
勤め人（会社員）を卒業をしたい
意識が強いのでしょう。
しかし、今までスルガ銀行を使って
収益物件を購入して、２年以内に売却をしているケースは、
私は何回も売り物件の明細で見ています。
実際に、金利４．５％という恐ろしい高さで
借金をして収益物件を購入しても、
利回りが１０％ぐらいであれば、
手元に残るお金は税金を支払えば、
ほとんどありません。
このようなことは、物件を買って
数年したら嫌でも実感します。
ですから、スルガ銀行を使って
物件を購入している人は、
すぐに物件を手放す人が多いのです。
アホなことやっているな…。
それが実感です。
これもすべて、量的緩和による
お金が大余りの日本の金融機関の
不動産投資に対する融資の考え方が昔と違うからです。
現在の多くの金融機関は、
サラリーマンの給与収入から
補てんをして、借金を返済できる人を
中心に多額の金額の融資をしている傾向があります。
「物件の収入で返済ができなくても
最悪、給与収入から借金を返済できればよい。」
このような考えが、スルガ銀行などは持っています。
ですから、年収の高いサラリーマンや医者などが
こぞって、物件を見ないで収益物件を買っているのです。
このような高属性の人は、本当に不動産投資に対して
何も勉強をしないで物件を購入する人が多いのです。
自分の給料で最悪、借金を返せばよいと考えるような
不動産投資の方法は、破たんをする方法以外の何物でもありません。
まぁ、そんな事を最初から理解できていたら、
利回り１０％ぐらいのＲＣ物件を
金利４．５％で借金をして、購入しないです。
そう遠くない（数年後）時代に不動産投資で失敗をした人が、
物件を投げ売りする時代がきてもおかしくないと思っています。
最近の収益物件の価格の高騰を見ていると
そのような事を感じます。
私自身は、自分が購入したい基準の物件以外は
購入をしないです。
そのため、そのような物件が出てくるまで
何年も待つつもりです。
何事も焦ってはダメですね。
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