収益物件には非公開物件というのは、存在をします。
収益物件には非公開物件というのは、存在をします。
不動産投資物件を中心に紹介をしている不動産会社がありますが、
「当社限定」「非公開物件」
などという事を謳い文句で収益物件を紹介している
不動産会社もあります。
そのような謳い文句の多くはハッタリですが、
確かに、非公開物件というのも存在をします。
なぜ、このような事が言えるかといいますと、
収益物件の中には、レインズに登録をしていない
売り物件があります。
レインズというのは、不動産会社だけが
情報を知ることができる売り物件の登録流通情報です。
このレインズには、基本的に売り物件を不動産会社が
仲介をする時は、物件情報を登録をする必要があります。
（法律で義務付けられています。）
しかし、ある事をすれば、登録をする必要が無いです。
それは「一般媒介契約」で仲介契約をすれば、
レインズに登録をする必要が無いです。
一般的に不動産会社が収益物件の売主から仲介を受けた時は、
「専任媒介契約」・「専属専任媒介契約」
のどちらかで契約をします。
ただ、一般人には、媒介契約が３つもあることを知りません。
そのため、不動産会社が何も教えずに、自然と一般媒介契約
で契約をする事がたまにあります。
そうなりますと、その一般媒介契約で仲介をする事になった
売り物件はレインズに登録をする必要が無いため、
その不動産会社から売り物件の情報が出なくなります。
このような物件が、完全な非公開物件となります。
このため、アットホームや健美家に掲載されている
収益物件であっても、レインズに登録をされていない
事がたまにあるのです。
実際に、私はそのような収益物件を購入をしたことがあります。
その物件は、任意売却物件でしたが、
アットホームに掲載をされていてもレインズに登録されていない
収益物件でした。
なぜ、このような事を不動産会社が行うかといえば、
それは、仲介をする時の手数料を売主と買主から貰うためです。
もし、レインズに登録をして、自社以外の不動産仲介会社が
買い手を見つけた場合は、仲介手数料は売主からしかもらえません。
５０００万円の売買価格の仲介手数料は、約１５６万円です。
（消費税は考慮していません。）
不動産会社が自分で買主を見つける事ができれば、
売主と買主から約１５６万円ずつの３１２万円の手数料を
もらえるのです。
これが他の不動産会社が買い主を見つけた場合は、
売主から約１５６万円の仲介手数料しかもらえません。
これでは、不動産会社は多く儲けることができません。
このような事もあって、収益物件などの仲介をする時は、
不動産会社は自社で買主を見つけたいのです。
そのために、レインズに登録をする必要が無い
一般媒介契約で契約をして、
売り物件を公開しないことがあるのです。
このような物件が本当の意味での非公開物件です。
しかし、このような事をする不動産会社は非常に少数です。
実際に、「当社限定非公開物件」「極秘物件」
などといっている多くの物件は、レインズに登録をしてある
不動産会社であれば、建前上は誰でも取り扱う事ができる
売り物件となっています。
（不動産会社のハッタリという意味です。）
なぜ、私がこのような事を知っているかといえば、
ただ、宅建の資格を持っているからです。
私の宅地建物取引主任者証↓
基本的に本当の意味での非公開物件は、
わざわざ「非公開物件」として紹介しないですね。
このような事を知っているだけで、
不動産会社の謳い文句に騙されなくなります。
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