収益物件を買いたい病がまん延
収益物件を買いたい病がまん延しています。
現在、金融機関にお金があり余っているので
不動産投資物件を購入したい人に
金融機関がお金をバンバン貸し付ける状況が続いています。
そのため、低い利回りで収益物件を購入している人が多いです。
その結果、すぐに儲からないことに気づき、
物件を購入して１～２年ぐらいで売りに出す人もいます。
収益物件を買いたい病を持っている人は、
勤め人（会社員）をすぐに辞めたい人が圧倒的に多いです。
そのため、高い価格（低い利回り）で物件を
どんどん購入している人が多いです。
特に、積算価格が高いＲＣ・ＳＲＣを
購入している人が多いです。
また、木造や軽量鉄骨造でも低い利回り（１０％ぐらい）
で購入している人が多いです。
このような人は、借金をして物件を購入しています。
不動産投資というのは、現金で収益物件を購入しますと
非常に儲かりますが、借金をして購入をしますと
利益率が低いです。
しかし、このようなことを分かっていない人が多いです。
ですから、収益物件を購入をして、
１～２年経って、全く儲からないことに気づいて
すぐに、購入した物件を売りに出す人が多いのです。
特に、金利が４．５％のスルガ銀行で
収益物件を購入した人は、
短期間で売却をする傾向が強いです。
これは、転売目的で物件を短期で売却しているのではなく
儲からないから、すぐに物件を手放しているのです。
今の金融機関の融資の姿勢は、
お金の借りる人の属性を重視して貸しています。
ですから、購入する収益物件の収益性が低くても
お金を融資する人の年収が高ければ（７００万円以上）
最悪、家賃収入から借金の返済ができなくても
給料から借金の返済ができることを前提に
融資の審査をしています。
ハッキリ言いますが、金融機関は
収益物件の収益性などは、分かっているようで
ほとんど分かっていません。
融資を受ける人の購入を検討をしている物件が
どれだけ賃貸需要があって、どれだけ利益が出せるか、
ハッキリと分かっていない金融機関は、非常に多いです。
金融機関は、金融機関自身が損をしない物件には融資をしないと
思っている人が多いですが、実を言いますと
お金を借りる人の年収を考えて、現在は融資をしています。
なぜ、このようなことが起きているかといいますと、
金融機関からお金を借りる企業が少ないからです。
ですから、金融機関は融資先を確保しようと躍起になっている現状が
不動産投資物件を購入したい人に流れています。
そして、不動産投資をして、サラリーマンをリタイアした人が
最近では多いため、そのような流れに乗って
すぐに収益物件を買いたい人がたくさんいます。
その結果、採算が取れないような高い価格（低い利回り）の物件を
採算性も考えずに購入をして、儲からずに苦労をしている人が
想像以上に多いのです。
このような状況の時は、自分が購入をしたい基準の物件以外は
絶対に購入しないつもりで、いずれ訪れる物件価格が暴落をする
状況になるまで、お金を使わずに資金を貯めることが、
高値掴みをしないで損をしない方法です。
今のような物件の価格が高騰を続けている状況は、
そう長く続かないものです。
数年後には、不動産投資市場も落ち着いて
安く物件を購入できる時期が必ず来ます。
その時に、物件を購入できる準備を
今からしておけばいいだけです。
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